統合失調症
追突事故などで来院される人がおられます。
多くは頸椎捻挫と称されることが多いように思います。その症状は頸部、上肢、腰部、下肢などの痛みやめまい、耳鳴りなど不定愁訴と様々です。
最近、Dさん(35歳、男性)は両肩、腰、全体の痛みで受傷1週間後に来院されました。職場近くの整形外科に受診されましたが簡単なリハビリと痛み止めの処方だけで改善しないという事と通院には遠くて不便という事で近くの当院に来院されました。
当初、ジャクソン、スパーリング、ショルダーディプレッションテスト+、バレーサイン+で外傷性頸部症候群の内でも脊髄障害型のようで症状が強く治療直後は1/10もしくは0/10になりますが翌日朝には痛みが戻ってしまう状態でした。
普通、頸椎捻挫と称される交通事故をむち打ち症と言いますが軽い場合は数回、重い場合でも2、3か月で治癒していきます
。
でも、Ⅾさんは当初、治療したその日の晩から痛みがぶり返して来て翌日までにはすっかり戻ってしまうと言う状況でした。そんな中、治療中の会話の中で以前、内臓疾患治療の為のお薬が原因で統合失調症になり、某心療内科に数年通院され1か月単位で眠剤と抗精神薬をもらっているとのお話を伺いました。そのお薬を昼間に飲むと返って身体の不調が出るので睡眠前に6錠(抗精神薬と眠剤)飲んでいらっしゃるとのことでした。
長年この手の薬を飲んでいる人はどうしても薬の効き目も含まれた身体の調整構造になって
います。その為、お薬なしではやって行かれない身体になっているので勝手に止めたり自分で量を減らしたりすると大変な事になりかねません。でも、そのままでいると薬の量は増えることはあっても良くて現状維持で減るようなことは難しいように思います。
Dさんの場合、このように鍼治療をすれば直後は良くなるがそれが翌日には戻ってしまうと言うのはどうしてなのか?この人の症状の改善に何の施術が足らないのかを考える日々が続きました。
そんな中この人が夜間に飲まれる統合失調症のお薬が影響を与えているのではないかな?と考え、それまでの頚、胸椎部を中心とした鍼治療に長野式の副腎強化、自律神経系の治療を加えました。
そうすると、その日以降、治療効果がだんだん良くなりその後の心療内科での受診でお薬の量も3錠になったそうです。その上にそれまでの、薬を飲むとどうしようもない身体のだるさなの不快感がずいぶん減ってきたそうです。
自律神経系が活性化して文字通り「自立」するようになれば薬の量も減り、その分、身体も今までより「自分の物」になってくるのではないでしょうか?
自律神経系の調整はやっぱりどの先生方のメソードでも言えると思いますが鍼治療の本領発揮と言うところです。
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