指が動かない
50代女性
左腕から指先のしびれと麻痺でセカンドオピニオンとして別の病院でのMRI検査で頸椎性神経根症、ヘルニアと診断され1週間後に手術が決まっていた方が「針治療で何とかならないものか」と来院されました。
それまでに若い頃からぎっくり腰、卵巣、子宮、大腸がんなどの既往歴もいろいろあっていつも腰痛をかかえていたそうです。身体は冷え切っていて脈自体も細・沈で度々ぎっくり腰になるのでその不安から何か気にかかることになれば常時、前もって痛み止めを飲んでいたとのことでした。
今回の腕のしびれ指の麻痺症状の以前にも激しい腕の痛みのために通院して痛み止めの薬で対処していたそうで痛みが和らいだと思っていたら指が動かないことに気づいたそうです。この方は骨盤は傾き、捻じれ、その上に上半身より骨盤の位置が右に横ずれしていてその上に反り腰でした。治療当初はなかなか身体の冷えからきている不具合で改善する度合いも少しずつでしたがこの方の「手術しないで治したい!」との強い思いに私も何とかこの方の思いにお応えしたいと治療を重ねました。その都度その都度、養生法もお伝えしながら1年かかりましたが今では指も動くようになり喜ばれています。治療は術者の気持ちとご本人の治したいという気持ちの相乗効果で目的を達成するものだと改めて心に残った治療経験です。
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